2006年03月03日
ニャルニア国物語
…その国は100年の冬に凍えていた…
えらそうに玉座に踏ん反りかえっている女王に俺様は臣下の礼をとった。
『フフフ…味方のフリをして近づき、一番おいしいところで裏切ってやるゼ。』
そんな俺様の胸中を知らないはずの女王は、
なぜかフカフカのじゃらしのような杖で俺様のほっぺたを何度もビンタした。
『っ!…コイツ!俺様を試しているのか?!』
痛くはないが、フカフカが鼻に入ってかなり気持ち悪い。
さすが悪の女王。嫌がらせのツボを心得ている。
だが、ここで正体がバレては元も子もないので、俺様はじっと耐えることにした。
しかし!次の瞬間、後頭部に鋭い痛みが走った!
背後に敵の気配はなかったはず!いったいなぜ??
フカフカビンタと違ってこれはかなりの激痛だ!!
パニくった俺様はあわてて女王に媚を売る。
「ひーん。ごめんなさ~い。私がウソついてましたぁ~。」
…というところで、目が覚めた。
フカフカビンタと後頭部の激痛はもちろんヤツの仕業でした。
それは本日午前4時38分の出来事…
ふとんに入りたかったのはわかるけど、
もうすこしやさしく起こしてくれないかな…
女王となるあの方は、アーテン王の痛みドコロを知っておられる…。アーテン王、アーテン王、どうか生涯添い遂げられますよう、ワタクシ願っております。
様々な陰謀によって、アーテン様は今後、ツタンアーテン様からアーメン様に変わられますが、私どもの全ての王はあなた様ただ一人ですっ。
「アーテン少年王最後の記録(出展不明)」より